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絶対値を含む定積分

◆第問目!

【 数Ⅱ : 難易度 ★★ 】
  次の定積分を求めよ (ただし、\({a > 0\hspace{2pt}}\)とする) $$ \large {\int_{0}^{2} |x^2-a^2|\hspace{1pt}dx }$$

被積分関数に絶対値記号を含む場合、絶対値を外して積分する必要があります。

絶対値記号は、中身が正か負かで場合分けをすることで外すことができます。 $$|x| = \begin{dcases} x & ( x \geqq 0 ) \\ -x & ( x \lt 0 ) \end{dcases} $$

本問は被積分関数に定数\({\hspace{1pt}a\hspace{2pt}}\)が含まれているため、\({a\hspace{2pt}}\)の値によって場合分けして解きます。

被積分関数の\({\hspace{1pt}y=x^2-a^2\hspace{2pt}}\)を因数分解し、グラフを描くことで符号の変化を調べます。

【答え】
  \({0 < a < 2\hspace{2pt}}\)のとき
   \({\displaystyle \frac{4}{3}a^3 -2a^2 + \frac{8}{3}}\)

  \({a \geqq 2\hspace{2pt}}\)のとき
   \({\displaystyle 2a^2-\frac{8}{3}}\)
 

【解答のポイント】
絶対値記号を含む場合、絶対値記号を外して積分する必要があります。

絶対値記号は、中身が正か負かで場合分けをすることで外すことができます。 $$|x| = \begin{dcases} x & ( x \geqq 0 ) \\ -x & ( x \lt 0 ) \end{dcases} $$

本問は、まず\({\hspace{1pt}y=x^2-a^2\hspace{2pt}}\)を因数分解し、グラフを描くことで符号が変化するイメージがしやすくなります。
 

【解答】
 問題 : 『定積分\(\displaystyle\hspace{2pt}\int_{0}^{2} |x^2-a^2|\hspace{1pt}dx \hspace{2pt}\)を求めよ(ただし、\({a > 0\hspace{2pt}}\)とする)』

まず、被積分関数\({\hspace{1pt}y=x^2-a^2\hspace{2pt}}\)を因数分解すると
$${y=(x+a)(x-a)}$$ となります。

つまり、関数\({\hspace{1pt}y=x^2-a^2\hspace{2pt}}\)は\({\hspace{1pt}x\hspace{2pt}}\)軸と\({\hspace{1pt}x=\pm a\hspace{2pt}}\)で交点を持ちます。

ここで、積分区間が\({\hspace{1pt}[0,2]\hspace{2pt}}\)であることから、積分区間に\({\hspace{1pt}x=a\hspace{2pt}}\)が含まれる \({0 < a < 2\hspace{2pt}}\)のときと、積分区間の外側に\({\hspace{1pt}x=a\hspace{2pt}}\)が位置する \({ a \geqq 2\hspace{2pt}}\)のときで場合分けが必要となります。 定数を含む定積分の計算

上記のグラフから、積分区間\({\hspace{1pt}[0,2]\hspace{2pt}}\)における\({\hspace{1pt}y=x^2-a^2\hspace{2pt}}\)の符号を調べ、絶対値記号を外します。

【\({0 < a < 2\hspace{2pt}}\)の場合】
 \({0 \leqq x \leqq a\hspace{1pt}}\)のとき $${|x^2-a^2|=-(x^2-a^2)}$$   \({a \leqq x \leqq 2\hspace{1pt}}\)のとき $${|x^2-a^2|=x^2-a^2}$$
であることから

$$ \begin{aligned} \hspace{10pt}& \int_{0}^{2} |x^2-a^2 |\hspace{1pt}dx\\[1em] &= \int_{0}^{a} -(x^2-a^2)\hspace{1pt}dx + \int_{a}^{2} (x^2-a^2)\hspace{1pt}dx\\[1em] & = -\left[\frac{1}{3}x^3 - a^2 x\right]_0^a + \left[\frac{1}{3}x^3 - a^2 x\right]_a^2 \\[1.0em] & = -\frac{1}{3} \cdot a^3 + a^2 \cdot a + \frac{1}{3} \cdot (8-a^3) - a^2(2-a) \hspace{10pt}\\[1.0em] & = \frac{4}{3}a^3 -2a^2 + \frac{8}{3} \\[1.0em] \end{aligned} $$

【\({a \geqq 2\hspace{2pt}}\)の場合】
  \({0 \leqq x \leqq 2\hspace{1pt}}\)のとき $${|x^2-a^2|=-(x^2-a^2)}$$ であることから

$$ \begin{aligned} \hspace{10pt}& \int_{0}^{2} |x^2-a^2 |\hspace{1pt}dx\\[1em] &= \int_{0}^{2} -(x^2-a^2)\hspace{1pt}dx\\[1em] & = -\left[\frac{1}{3}x^3 - a^2 x\right]_0^2 \\[1.0em] & = -\frac{1}{3} \cdot 8 + a^2 \cdot 2 \\[1.0em] & = 2a^2-\frac{8}{3}\\[1.0em] \end{aligned} $$

以上から
\({0 < a < 2\hspace{2pt}}\)のとき $${ \frac{4}{3}a^3 -2a^2 + \frac{8}{3}}$$ \({a \geqq 2\hspace{2pt}}\)のとき $$ {2a^2-\frac{8}{3}}$$
 

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