【答え】
(1) 27720通り
(2) 34650通り
(3) 5775通り
(4) 9240通り
【(1)の解答】
問題 :『12人を5人、4人、3人に分ける方法の総数を求めよ』
問題(1)は 組が5人、4人、3人と分けられる人数によって区別できます。
まず、12人から5人を選ぶ方法は12C5通りあります。
そのおのおのに対して7人から4人を選ぶ方法は7C4通りあります。
残りの3人を選ぶ選び方は3C3となります。
すなわち
12C5×7C4×3C3=5!12P5×4!7P4×1=792×35=27720
となります。
したがって、12人を5人、4人、3人に分ける方法は27720通りとなります。
【(2)の解答】
問題 :『12人を4人ずつA,B,Cのグループに分ける方法の総数を求めよ』
問題(2)は、A,B,Cとグループの名前が付けられているため、分けられる組を区別できます。
まず、12人から4人を選ぶ方法は12C4通りあります。
そのおのおのに対して8人から4人を選ぶ方法は8C4通りあります。
残りの4人を選ぶ選び方は4C4となります。
すなわち
12C4×8C4×4C4=4!12P4×4!8P4×1=495×70=34650
となります。
したがって、12人を4人ずつA,B,Cのグループに分ける方法は34650通りとなります。
【(3)の解答】
問題 :『12人を4人ずつ3グループに分ける方法の総数を求めよ』
問題(3)は、分けられる組を区別することができません。
問題(2)とは、分けられる組が区別できるかどうかだけが違うため、問題(2)の結果を利用します。
問題(2)の3つの組が区別できる場合は、区別できない場合と比較して、A,B,Cの順列の数3!の分だけ多く総数を求めていることになります。
すなわち、問題(2)で求めた総数を3!で割ることで、区別できない場合の総数を求めることができます。
よって
(12C4×8C4×4C4)÷3!=(4!12P4×4!8P4×1)÷3!=495×70÷6=5775
となります。
したがって、12人を4人ずつ3グループに分ける方法は5775通りとなります。
【(4)の解答】
問題 :『12人を6人、3人、3人に分ける方法の総数を求めよ』
問題(4)では、3人に分ける2つの組を区別することができません。
そこで、まず先に全ての組が区別できるとして組み合わせの総数を求め、後から2つの組の順列の数2!で割ることで、求めたい分け方の総数を求めます。
12人から6人を選ぶ方法は12C6通りあります。
そのおのおのに対して6人から3人を選ぶ方法は6C3通りあります。
残りの3人を選ぶ選び方は3C3となります。
最後に、2つの3人のグループが区別できないことから、2!で割ります。
すなわち
(12C6×6C3×3C3)÷2!=(6!12P6×3!6P3×1)÷2!=924×20÷2=9240
となります。
したがって、12人を6人、3人、3人に分ける方法は9240通りとなります。
【関連するページ】
・組み合わせの公式