【解答のポイント】
関数f(x)の極値では、f′(x)=0を満たす解xの前後でf′(x)の符号の正負が変化します。
よって『関数f(x)が極値を持つための条件』とは、f′(x)=0を満たす解xの前後でf′(x)の符号が変化することになります。
f′(x)=0は二次方程式となり、二つの異なる実数解を持つときに極値を持ちます。
よって、判別式を利用して二つの異なる実数解を持つときの定数aの条件を求めます。
【解答】
f(x)=x3+ax2−ax+2とすると
f′(x)=3x2+2ax−a
となります。
関数f(x)が極値を持つための条件は、f′(x)=0を満たす解xの前後でf′(x)の符号が変化することになります。
つまり、二次方程式3x2+2ax−a=0が二つの異なる実数解を持つときに極値を持つため、二次方程式の判別式Dに対して
D>0
が求める条件となります。
したがって
a2+3a>0
a(a+3)>0
すなわち
a<−3,a>0
が求める条件となります。