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三次方程式の実数解の個数

◆第問目!

【 数Ⅱ : 難易度 ★ 】
 方程式\(\hspace{3pt}x^3+3x^2-4=0\hspace{2pt}\)の実数解の個数を求めよ

本問のような方程式の実数解の個数は\(\hspace{1pt}y=x^3+3x^2-4\hspace{1pt}\)のグラフと\(\hspace{1pt}x\hspace{1pt}\)軸の交点の個数から求めることができます。

そのため、増減表を作成し\(\hspace{1pt}y=x^3+3x^2-4\hspace{1pt}\)のグラフをかくことで実数解の個数を求められます。

【解答】

\(f(x)=x^3+3x^2-4\hspace{1pt}\)のとき $${f'(x) = 3x^2 +6x}$$ となります。

\({f'(x)=0}\) を解くと $$\begin{aligned} 3x^2 +6x & =0\\[0.5em] 3x(x+2) & =0\\[0.5em] \end{aligned}$$ よって\(\hspace{3pt}x = -2,0\hspace{1pt}\)となります。

ここで、\(x = -2,0\hspace{1pt}\)の前後における \(\displaystyle{f'(x)}\) の符号の変化を調べます。

\({f'(x)=3x(x+2) }\) より
  \({x < -2}\)   のとき \({f'(x) > 0}\)
  \({-2 < x < 0\hspace{2pt}}\) のとき \({f'(x) < 0}\)
  \({ x > 0}\)    のとき \({f'(x) > 0}\)
となります。

よって、関数\(\displaystyle {f(x)}\) は \({x=-2}\) で極大値、\({x=0}\) で極小値をとります。

以上から、増減表を作ると 以下のようになります。 定数が正の場合の方程式の実数解の個数を求める問題における増減表

上記の増減表から、\(f(x)=x^3+3x^2-4\hspace{1pt}\)のグラフは以下のようになります。 定数が正の場合の方程式の実数解の個数を求める問題におけるグラフ

以上から、\(y=x^3+3x^2-4\hspace{2pt}\)と\(\hspace{2pt}x\hspace{1pt}\)軸の交点の個数が\(\hspace{1pt}2\hspace{1pt}\)個であることから、方程式\(\hspace{1pt}x^3+3x^2-4=0\hspace{1pt}\)の実数解の個数は\(\hspace{1pt}2\hspace{1pt}\)個となります。

出題範囲】 【難易度



 




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